分譲マンションの購入を考えている方の中には、新築マンションだけではなく中古マンションも視野に入れている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらでは中古マンション購入におけるメリットとデメリット、そして内覧時のポイントについて紹介しています。
私自身、仕事で免許を保有し、不動産の仕事をしており、お客様よりマンション購入のご依頼を頂いたりしております。
具体的な中古マンション提案させて頂き、内覧時には間取り、設備状況、環境、管理組合の財務(修繕積立金残高)を含む状況など多岐にわたる説明をしながら業務を追行しております。
悩んで購入に至らないということも多々あります。
将来の一大イベントですから、悩まれて当然のこととです。まだ、買うタイミングでない場合もあるわけです。
家の購入は、ご家族皆さんの大きな喜びに繋がる反面、資金の必要性が同時に発生しますから、かなり計画的に慎重に進めていきたいです。
本編では、はじめて中古マンションの購入を検討される方に最適なレベルで記載させて頂いております。購入の一助となれば嬉しいです。
中古マンションを購入するメリットは?
人によっては「必ず新築が良い」という方もいらっしゃると思いますが、中古マンションには中古マンションの良さがあります。
こちらで具体的なメリットについて見ていきましょう。
新築よりも価格が安い
中古マンションの場合、新築マンションよりも割安で購入できることがあります。
築年数が20年以上のものだと新築マンションの5割程度の金額で買えることも多く、安く物件を手に入れたい方に特におすすめです。
部屋や設備などを実際に見てから購入できる
新築マンションの場合は、モデルルームなどを見て契約をし、実際に物件が建っていない段階で契約することになるケースがほとんどです。
しかし、中古マンションの場合は部屋の間取りや設備、共用部分と細かいところまでチェックすることができ、生活イメージが湧きやすいのも特徴の一つと言えます。
部屋の間取りに関しては、将来の人生設計・家族構成を、設備に関しては、例えば、キッチンなどの配管部分に水漏れ記録がないかどうか?共用部分に関しては、メンテナンスが行き届いているか?必ず、確認してください。賃貸に関しては、引っ越しができますが、購入に関しては賃貸ほど容易ではありません。
立地が良いところに建っている場合が多い
「ここに住みたい」と思う人が多ければ多いほど人気のあるエリアとなり、すでに戸建て住宅などが密集し、住宅地となっている場合もあります。
その結果、その地域に新築マンションを建てることは難しくもありますが、既に建築されている中古マンションであれば、希望する地域に住むことができる可能性があります。
ファミリーマンションを購入する上では、お子様のおられる方は学区、駐車場が確保できるか?ショッピングモールが近くにあるかどうか?かなり重要な要素です。
中古マンションを購入するデメリットは?
たくさんのメリットがある中古マンションですが、もちろんデメリットもありますので、購入を検討されている方は、あわせて知っておく必要があります。
メンテナンスやリノベーション費用がかかる
中古マンションの多くは築年数が古かったり、あなたの前に何人もの住人が住んでいた可能性があります。
その結果、内覧をして気になる箇所はリノベーションをしたり、事あるごとにメンテナンスをする必要がありますので、その都度費用がかかります。
建築資材や人件費の高騰で、以前よりもリニューアル費が割高になっていますので、しっかりと資金計画を立てての購入が必要です。
耐震性が低い可能性がある
全ての建物において耐震基準をクリアする必要があり、その基準をクリアしていない建物は取り壊しを命じられたり、そもそも耐震化しないと建てることができません。
しかし、現行の耐震基準は1981年6月に施行されたので、それ以前の旧耐震基準で建築されたマンションであれば地震による倒壊や被害を受ける可能性があります。
資産価値が低くなる場合がある
新築マンションよりも築年数が古いので、設備やメンテナンスが十分ではない可能性も多く、その時点で現代においては資産価値が下がってしまう可能性があります。
もし売りに出したいと思っても、買った時の元値が低いだけに高額で売ることは難しいと考えておきましょう。
内覧時にチェックしておきたいポイント
新築マンションのように、「建ってからでないと何も分からない」というわけではないのが、中古マンションの魅力です。
しかし、内覧をしっかりと行っておかないと、購入したことに後悔することにもなりかねませんので、こちらのポイントを踏まえて丁寧に内覧するようにしましょう。
外壁や外回りが劣化していないか
外壁にヒビが入っていないか、階段や手すりなどの部分にサビがないかはしっかりとチェックしておき、劣化に対するメンテナンスが十分にされているかを確認しましょう。
立地や環境が悪くないか
周辺の環境や施設、住んでいる住人の雰囲気などは生活に直接密接するものなので、詳しくチェックしておく必要があります。
目の前に建物が建つ可能性や、ハザードマップもよく確認しておきましょう。
自分で変えられるところはあるか
専有部分であればある程度、自分で変更することも可能なので、特にキッチンやお風呂場などの水回りの汚れ、使いやすさなどは内覧時に確認し、どう変更するかも考えましょう。
メリットとデメリットを理解して購入しよう
中古マンションを購入するとなると、当然メリットもデメリットもあります。
購入を検討されている方は双方よく調べて、納得いく物件を選ぶようにしてくださいね。
※内覧時に持ってゆくと便利なものをご紹介しますね。簡単操作で、天井高や縦横の長さを簡単に計測可能!!
家具の配置を具体的に考える為の必須アイテムです。
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